チベット文化を感じる旅

エスニック

チベット最大の都市ラサ

チベット自治区最大の都市ラサは、古くからチベットの古都として政治的・文化的・経済的な中心として栄えた町であり、かつてはダライラマが第々住んでいたこともありチベット仏教の精神的主柱となっているという面もあります。

歴代のダライラマが住居として使っていた「ポタラ宮」は、東洋のベルサイユ宮殿と言われるほど美しい外観であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ダライラマがインドへ亡命した後は、中国の公安が管理をしており当局の職員がポタラ宮に住みついます。
近年はチベットを訪れる中国人観光客が殺到しており、ポタラ宮に入場する観光客で長蛇の列となっています。

また、ラサの中心に位置する大型チベット寺院である「ジョカン寺」には、今も五体投地をして祈りをささげるチベット人で溢れています。
ジョカン寺の周辺は、バルコルという通路が整備されておりそこにはお土産屋がたくさん立ち並んでいるのですが、中国政府はここにショッピングモールを建設する計画を立てており反対を無視して計画を進めています。

チベットには中国人観光客が多く訪れている一方、外国人観光客のチベット入域は制限されておりかなり難しい状況。
これはチベット僧による焼身自殺など、中国政府へのデモ行為が多発し、それをひた隠す中国政府の対応のため。