チベット文化を感じる旅

エスニック

西チベット

西チベットは、未開発の広大な大地が広がっており、交通機関のインフラもなかなか整っておらず旅行者の訪問は少し難しい地域ですが、ラサからランドクルーザーをチャータ―して訪問することができます。
西チベットを旅するには2週間ほど期間が必要であり、道中は悪路も存在しガタガタ道を走ることとなったり、途中の街ではシャワーをなかなか浴びれなかったりと、少々ハードな旅となります。

チベットの中でも比較的チベット文化が残っている地域と言われており、不毛とも言える大地にポツンと集落が現われ、食事や宿を取ることとなります。

最大のハイライトは、チベットの聖山と言われる「カイラス山」です。
チベット語では「カンリンポチェ」と呼ばれ、カイラスを巡礼することはチベット人にとって大きな意味があり、行く日も行く日もカイラスの周りを歩いて歩きます。
中には五体投地をして巡礼する者もおり、想像を絶する信仰心を感じさせられます。

また、カイラスの向かいにはチベットの聖湖の一つとされるマナサルワ湖があります。
ここにマハトマガンジーの遺灰がまかれたということも有名であり、美しい湖の景色をカイラスの麓の街、ダルチュンから見ることができます。

また、グゲ遺跡という文化革命で破壊された遺跡も訪れることができ、文化革命まではチベット僧の修行の場としても使われていたという様子を見ることができます。